長く、退屈で、難しい映画。

 その長さや、つらさが、そのまま主人公のつらさに直結してくんねんけど、正味、早送りはしたかった。

 宗教とか、イスラエルとかに鈍感やし、人死ぬ映画はきついんよね。

 言いたいのは、家族の大切さ。家(国)の大切さ。
そして、政治家、イスラエルという国に対する批判であることは間違いないと思う。

 妻に対して
「君だけが祖国だ。」
と言い、最後にはイスラエルを離れて、家族とアメリカへと移住する主人公のアヴナーがその辺を象徴してるはず。

 報復に参加したものが、報復におびえ、殺しても、後継者が生まれると言う、負の永遠の連鎖のくだらなさをスピルバーグは描ききったと思う。

UDON

2006年9月8日 ★   好き
 も〜ちょっと素人の数、出演時間を増やせばもっといい作品になったんじゃないかな?
 ほっしゃん。爆笑。
 オダギリジョーの佇まいは秀逸。
 
 女の人の眉間に皺を寄せられるのも、柴咲コウの眼も怖いけど、あっこまで美人やったらなんも言えないよ。

 僕もこの映画の柴咲コウのあの強さが欲しいな。

 泣いてる理由は分からなかった。
 よ〜し、こうなったら、ピキピキピッキー!
 面白かった。
 この映画を面白いって言ってる人にはあったこと無いけどね。
 原作読んでないからかな。
 毎週アニメで楽しみに見てるけどね。

 本には出せない

でかなり勝負賭けてるからそれはかなりいい。

 欲を言えば、
ダブルNANA、蓮、ノブ、レイラ以外のキャストにもこだわって欲しかったな。
その点、ノブの成宮クンはかなり正解やったと思う♪

 俺には女心はわかれへんけど、矢沢あいの男心のつかみようはやばいな。
レンがナナを電車に無理やり引き連れて、その後、ドアにもたれかかった気持ちはすごい精一杯の思いやと思う。

female

2006年4月15日 ★   好き
 femaleすごいエロかった。
 ノってる女性作家が書いただけあって、かなり、文学性も高くて、映画を見ているのだけれど、短編小説を読んでいるような気にさせられるところがあった。

 映画としては、長谷川京子の「桃」がよかった。
 
 長谷川京子は、黙ってると、画面の中ですごく映えて、きれいな映像になるんやけど、しゃべるとなんか違和感感じるから、演技へたくそなんかな〜って思ってたけど、普段からあ〜ゆ〜しゃべりかたなんかもしらん。

 
 僕が映画の中で気になったんはそれまで一言もしゃべらなかった先生が、

「私もあの人もただやりたかっただけ」
「どんな形でも桃の葉であることを隠せないんだ。」

のやり取りの後、初めてしゃべるから多分、前半はせ京は先生をただのセックス相手なように装ってたけど、実ははせ京は先生のことを愛していたんだと思う。

 最近聞いた話では、女は中高生の時男よりませてるから同い年では物足りなくて、先生とかにほれやすいらしい。

 はせ京の桃の食べ方はほんとにエロい。
その場面は音楽も止まって、ただ桃を食べるクチュクチュっていう音だけがすんねんけど、めちゃくちゃエロかった。

 その後の夕日のエンディングが、未来を感じさせるキレイな映像ですごい好き。
 面白かったし、いい映画だったよ。

 一つのカメラで、色々な場面を映し出す感じが、舞台出身の三谷幸喜監督らしい手法って言う事で、評価はひくいんかもしらんけど、ドラマくさいカメラワークをする物の多い邦画の中では、すごい映画らしいと言うか、舞台と言うよりは、映画の新しい形のカメラワークと言う感じがして、いいなーぁ。って思った。

 それに、画面構成とかもこだわってて、全てのシーンに笑いを詰め込んでいると言うのを超えて、画面の全てに笑いが詰め込まれている感じ。
一言にすると、すごいストイックな喜劇映画。

 作品全体として、一貫した伝えたい物見たいなのを感じて、今までの
ラジオの時間
みんなのいえ
の何倍も映画としての質は上がってる気がする。

 あと、最初の方のシーンで、みんなのいえとリンクするシーンがあって嬉しかった。
 逆境ナイン、面白かった。
 原作もちょっとだけ読んだことあるけど、面白い。

 ココリコの田中が、ほんとアニメ。
人間だけどアニメって…すっすっすっすごい!!

 堀北真希かわいい。
2才年下。
全然付き合える年齢や。
やった!!

堀北真希は「野ブタ。をプロデュース」のもっともっと前から知ってた。
日清紡の「コットンフィール」のCMで知った。
行定勲監督の「セブンスアニバーサリー」にちょっとだけ出演してた時はびっくりした。
行定勲監督の「世界の中心で、愛をさけぶ」の若かりし頃の校長の写真が堀北真希らしい。
「逆境ナイン」のPRでどっちの料理ショーに玉山鉄二と出てたんは見た。
堀北真希バラエティーに出てるわと思ってよく見たら、安田美沙子やった時はがっかりした。
野ブタ始まるまでは携帯の待ち受けにして、
「誰この美人?」
「あぁ、堀北真希って言うねん。かわいいやろ?」
っていう会話をしょっちゅうしてた。
うん、あれ?これ、やりすぎちゃう?
待てよ。
冷静に考えてみよ。
これもう、ファンやん。

逆境ナイン名言集
「知らぬが仏」
「それはそれこれはこれ」
「女は一生もんだ〜!!」
「恋に恋して恋気分」
「いやよいやよも…」
 これは、面白いわ。
だって、ちっちゃいおっさんがシンクロしてんねんもん。
笑うしかないやん。

 子供も楽しめるように作られてて、登場人物もアニメ的な感じで、ウォンカの確信犯的な部分とかが、かなりわかりやすく演技されてるのが大学生の僕にも嬉しい。

 工場の面白さとか、ウォンカの格好の面白さとか、全部含めてこの映画はホント楽しい。

 ティムバートンが天才かどうかって言うのは微妙なとこやと思ってたけど、これはかなりいい。
 実際家族大切にしよって思うもん。
 俺がいっちゃん好きなんは、チャーリーのお母さんね。チャーリーの家族はみんな好きで、ああいう家族の様子はたまらんねんけど、特にお母さんね。
 年を取っても、あんな綺麗で優しい人って言うのは、一体若い頃ははどんな人やったんやろ。
あーゆー人と結婚したい。
そしてあーゆー、素敵な家族を作りたいな。
 机上の空論がわかりやすくて、ほのぼのした感じで、短編映画として、良かったと思う。

 机上空論の中の矢は人に追いつけないと言うのは、アキレスは亀に追いつけないという、パラドックスから来てると思うねんけど、これの謎解きは、アキレスが亀に追いつく時を0とおいて、そこにlim0で限りなく0に近づいていっても、決して0にはならないと言う、そういうのを利用してる訳ちゃんちゃんこ。

だから、0以降には決してたどり着かないように設定しているだけで、0以降、つまり、アキレスが亀に追いついた後というのが実際には存在している訳ちゃんちゃんこ。

このパラドックスを考えた人はえらいけど、これもまた、机上の空論ちゃんちゃんこ。
 舞台は山の上の村、ドッグヴィル。そこから先には道は無い小さな貧しい村。そこに一人の女がやって来て、かくまって欲しいと頼む所から映画が始まる。

 壁が省かれてて、家の境界を示す線と、象徴的な家具と、人しかいない。地面はスタジオの床のままで、家具の音や足音は全て効果音。いろんな意味で全てが象徴でしかない。

 無冠の名作と呼ばれるだけあって、かなり変わった映画だ。

 映画の意味はラストに語られる通り、
「強烈で明快な実例」しかし「答え」は無い。
ここまで明確に作品の意図が分り易い形で述べられる作品も少ないんじゃないかなぁ。
短編小説でも少ないと思う。

 「答え」が無いと言っているだけに、見る人それぞれに答えが出せると思う。

DISTANCE

2006年1月13日 ★   好き
 是枝裕和監督作の重く悲しい映画。
 これは何も予備知識なしで見て欲しいな。
徐々に設定が登場人物の話から読み取れて、最終的にもそんなにはわからないのね。
ワンダフルライフでもそうやってんけど、そういう曖昧さを残す所が是枝裕和監督作品の魅力でもあると思うし、パッケージとかも見ずに読み取り、感じながら映画を見て欲しい。
 でも、
「キャストに手渡された脚本はそれぞれの出演部分だけで、相手の台詞は書き込まれていない。俳優たちは物語の方向性と人物設定だけを知らされ、脚本には書き込まれていない多くの部分を彼ら自身の感性や言葉で形作っていった。」(公式ホームページより)
という部分だけは知ってて欲しいかな。
 是枝裕和監督は映画にドキュメンタリーの要素を混ぜることで、映画に重みと、真実味を与えて、人の考え方を変えてしまうようなそんな意味を持つ映画を作ろうとしてるんじゃないかな〜ァ。映像も香港映画みたな独特な感じでおすすめ。

Jam Films

2005年12月30日 ★   好き
 綾瀬はるか胸でけ!!胸揺れ過ぎや!!パンツのライン見えてる!!これぞ正義の勝利だ!!妻夫木聡!!!!!
 胸がでかいと言えばJam Films Sに出てた乙葉。乙葉が人妻だなんて信じられないよ〜。

ピンポン

2005年12月30日 ★   好き
 反応、反射、音速、光速。もっと速く。もっと。byPECO
 
 面白いしかっこいい。こういうの、本では出せないマンガと映画だけに出せる面白さだと思う。深く哲学的な言葉を吐き、様々なメタファーを散りばめながらも、全体としては熱さ、楽しさが前面に出てきている。
 
 この星の一等賞になりたいの。byPECO
 
 登場人物がそれぞれ幼い頃からずっと持つ感覚。それに縛られているようでありながらも、それをアイデンティティとして持ち続ける。その強さがかっこ良く、映画を輝かせている。
 伊藤歩の可愛くてほのぼのした感じが画面から溢れ出てて、それ自体が映画の雰囲気になってて、その可愛さだけで十分。
 下着で誘うシーンさえ、ほのぼのしてて、可愛い。
 市川染五郎、宮沢りえ、渡部篤朗の天才美男美女3人集めて日本もここまですごいアクション映画作れんねや。って思えるような映像とストーリーで映画を作ってるから、これは面白いよ。
 この映画で鬼は人間に野獣の象徴である角が生えてることを、人の心を無くした人間と捉えている。恋で人を失い、快楽に人を失い、妬みに人を失う。それでも人をなんとか取り戻そうとする。
 市川染五郎の僕の中での評価はすごく高くて、名優やと思っている。
 政府の秘密工作員となった1人の不良少女。私生活でのマリー。殺し屋ジョセフィーヌ。2つの名を持つが、それゆえに消えることの無い不良少女だった頃の無邪気さ。次第に身につけられて行く大人の女性らしさ。殺し屋の強さ。女性の弱さと可愛らしさ。しかし、やがて、私生活、仕事、人格、彼女の全てが、彼女に重くのしかかる。
 ころころと変わりゆく彼女の感情と人格、彼女に関わる2人の男の優しさと弱さと悲しさ。そういった内面的なものを丁寧に描く一方で、全てが本物のアクション。ストーリーも洗練されている。

北の零年

2005年10月29日 ★   好き
 出ている俳優が豪華。誰もがものっそい存在感と演技力を見せてる。映像も画面構成も綺麗で、さすが行定監督。
 物語のテーマは新天地。夢の実現のために皆新天地を求め、一からそれぞれの夢、目的、正義の実現を目指す。その姿勢は時に人と衝突を生むが全てが正しく美しい。
 日本絵画をベースにした背景に色々なものを乗せ映画としてまとめている。映画に舞台、日本語にヨーロッパ言語に広東語、日本絵画に西洋絵画、能にタップにミュージカルに歌舞伎、西洋童話に日本童話。文化の海に溺れる感じ。
 そこには男と女がいるだけ。驕り高ぶるものは崩れ落ちる。礼を知らぬものも崩れ落ちる。悲しみは喜びに変わる。

P.S.山本太郎がまたこの映画でもいい味を出します。
 サロンスタイルのおまけ映画。サロンスタイル1本買って、キャンペーン終了間際に2枚鑑賞券ぱくったのにまさかのDVD化。
 柴咲コウかわいい。
 行定監督もキャンペーン映画ということでかなり映像で遊んでる感じ。ストーリーは単純で話も短い3本なので行定監督の映像の特徴がわかりやすい。
 柴咲コウのかわいさと、行定監督の映像、津田寛治の演技を楽しもう。
 暗く、不思議に、淡々と話は進んでいく。
 印象的なクラゲと、3人の俳優しかほとんど登場しない、どこか詩的なこの映画。
 世代間のギャップ。死を選ぶ浅野忠信。居場所を見つけ懸命に生きるオダギリジョー。居場所を提供する藤竜也。
 オダギリジョーと藤竜也がうまく行くにしたがって浅野忠信からもらったクラゲが増えていくのがアカルイミライと言う事なんだと思う。クラゲ光ってるし。
 かなり妖しい光方のクラゲが、水槽の海水から、淡水に慣れて行き、逃げ出し、川で繁殖、大群になって海に向かう。そこからすると監督はかなりアカルイミライを期待、希望している。

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