舞台は山の上の村、ドッグヴィル。そこから先には道は無い小さな貧しい村。そこに一人の女がやって来て、かくまって欲しいと頼む所から映画が始まる。

 壁が省かれてて、家の境界を示す線と、象徴的な家具と、人しかいない。地面はスタジオの床のままで、家具の音や足音は全て効果音。いろんな意味で全てが象徴でしかない。

 無冠の名作と呼ばれるだけあって、かなり変わった映画だ。

 映画の意味はラストに語られる通り、
「強烈で明快な実例」しかし「答え」は無い。
ここまで明確に作品の意図が分り易い形で述べられる作品も少ないんじゃないかなぁ。
短編小説でも少ないと思う。

 「答え」が無いと言っているだけに、見る人それぞれに答えが出せると思う。

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