ラストのソフィーの言葉からわかるようにこの映画のテーマは心。
 全体としては宮崎駿ワールド炸裂と言う感じで、どこかで見たような物やキャラクターが続々出てくる。しかし、これまでの映画と違うのはその質。もののけ姫からやと思うけれど、アニメを映画として成立させるのに映像の質が格段に上がっていっている。ハウルでは映画の映像の芸術性をもアニメ映画でクリアできると言うことを見事に証明していると思う。細部の描かれ方。動きの滑らかさ。構図。全てのレベルがすごく高い。
 今回のポイントはなんと言っても木村拓哉だ。木村拓哉の声無しであれだけのハウルの魅力は無かったと思う。
 最終的に元の髪の色に戻ったハウルと髪の色だけ元に戻らずおばあさんのままで、「星の色に染まった」ソフィーの髪の色と言う、メタファーのわかりやすさもこの映画の魅力。
 ハウルや、魔法をなくしても、おばあさんになったも、欲を捨てれない魔女や、ハウルの敵方の犬、ハウルに憧れる子供の魔法使い、カカシになった王子、火の悪魔。全てを家族として動く城の中に引き込むソフィーの心に憧れる。

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