この映画はいい映画だ。
世の中にはいい男といい女が溢れていて、擦れ違って行けばいつかみんな出会うと思う。
夜の店で男は言う。
「どこに行っても必ずお前に合う。」
全くそのとおりだ。
「友達だろ?」
そうやって、別れの悲しみも癒えて行くのかな?

 金城武が父親をビデオに撮るシーンは泣けるし、女と付き合った時は印象的なセリフを沢山言うし、最後に殺し屋の女と出会うシーンは心温まる。

 ウォン・カーウァイの取る画面は細長い。
部屋も廊下も細長い。
何故だろう。
この映画でウォン・カーウァイは光を流したり画面を揺らしたり白黒にしたり流れる時間の速さを変えたり、凝った映像をふんだんに詰め込む。
他の映画でもここまでは凝っていない。
しかし描く人物像はどの映画も変わらなく魅力的だ。
この映画も題名の通り全員が天使のように魅力的だ。
ここまで全員をよく深く描けるなぁって思う。
ウォン・カーウァイのすごさは映像だけではなくここにもある。

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