コロンバイン高校で起きた銃撃事件を元にした映画だ。
 同じ事件を元にした映画にボウリング・フォー・コロンバインがあるが、ボウリング・フォー・コロンバインがドキュメンタリーで社会に対するメッセージなのに対し、こちらは見ている個人へのメッセージに感じられる。
 同じ事件で2つも歴史的な映画が作られていることがこの事件の重要性を示していると思う。
 映画は淡々と進んでいく。
脚色は余り無い。
しかしその事がさらに真実をありのまま伝える感じを強くするし、その方が衝撃は大きく、監督の感じ方を押し付けられるのではなく自分自身で事実を感じ事件を自分なりに捉えることができる。
 構成は時間順に並んでいるのではなく、事件が起こるまでを1人1人順番に撮って行く。
だから、その人にとって事件がどうゆうタイミングでおきたのかがよくわかる。
また、この方法だと事件を人物視点で捉えることができ、1人1人の人生の1部をありのまま見ることとなりその衝撃が理解しやすい。
 余りに人の死を淡々と写していくので、見てすぐにはその実感がわかないがラストの唐突なエンディングの青い空の虚しさが見たあともいつまでも心に残る。
 大切な映画だ。

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