長く、退屈で、難しい映画。

 その長さや、つらさが、そのまま主人公のつらさに直結してくんねんけど、正味、早送りはしたかった。

 宗教とか、イスラエルとかに鈍感やし、人死ぬ映画はきついんよね。

 言いたいのは、家族の大切さ。家(国)の大切さ。
そして、政治家、イスラエルという国に対する批判であることは間違いないと思う。

 妻に対して
「君だけが祖国だ。」
と言い、最後にはイスラエルを離れて、家族とアメリカへと移住する主人公のアヴナーがその辺を象徴してるはず。

 報復に参加したものが、報復におびえ、殺しても、後継者が生まれると言う、負の永遠の連鎖のくだらなさをスピルバーグは描ききったと思う。
 これは、感動した。
 ヒロインが、おばちゃんやけど、めっちゃ綺麗。
  
 やっぱり映画はハッピーエンドだね〜☆

UDON

2006年9月8日 ★   好き
 も〜ちょっと素人の数、出演時間を増やせばもっといい作品になったんじゃないかな?
 ほっしゃん。爆笑。
 オダギリジョーの佇まいは秀逸。
 
 女の人の眉間に皺を寄せられるのも、柴咲コウの眼も怖いけど、あっこまで美人やったらなんも言えないよ。

 僕もこの映画の柴咲コウのあの強さが欲しいな。

 泣いてる理由は分からなかった。
 よ〜し、こうなったら、ピキピキピッキー!
 淡々さがたまらなかった。

 映画にストーリーをこれほど求めなかったことは無いよ。
 

 きっと、人はただ落ちて行くんだ。全てのモノは産まれ落ちた瞬間から、死ぬまでただ落ちて行くんだよ。
 
 僕らの世界もまた、気付けば灰色になっているのかもしれない。
明日の世界が灰色じゃないと誰が言えるのかな?

 灰色の世界で生きるのはきっと苦しくて悲しい。
 
 世の中は僕の思っている何千倍もくだらないのかもしれないし、そのくだらなさに気付いた瞬間僕の世界もきっと灰色になるよ。

 多様化する好みの中、人もまた多様化して行き、それ全てを一つと捉えるならば、一体世の中はどんな形をしているんだろう?

 その中で生きていかなくてはいけないとすれば、僕はどう生きていけばいいのだろう?

 組織から抜け出した蒼井優が一番幸せに見えた。
彼女の空が一番青く澄んでいる。

ゲド戦記

2006年8月11日
 解釈の難しい童話のよう。
センスのある人が宮崎駿の映画をリミックスした感じ。
よい映画。

ハウルの動く城

2006年7月18日
 ゲド戦記のCMばっかりやってるからか、なぜか、また見たくなって見てみてんけど、やっぱ千と千尋の神隠し同様、1回目見たときよりなんか良かった。
 

 映画を作る度に、どんどん、宮崎駿の細部へのこだわり度が上がって行ってる気がする。
 なんか、
「賢い人、注意深い人、感性の豊かな人ほど、この映画は楽しめます」
って宮崎駿に言われてる感じ。
中学、高校の時の校長が、江戸時代の俳句について研究してる教授やってんけど、この人の千と千尋の神隠しの読み解きとか、すごかったもん。
そんなトコ見てないわーってトコから、色んな事を読み取ってた。



 今回気付いたんは、

「ソフィーの魔法がなぜ解けたのか?」

やねんけど、俺の読みでは荒地の魔女が魔法を失った瞬間に、ソフィーの魔法は解けてるんやと思う。
それやったら、なぜ、暫くはおばあさんのままやったん?
って、なるけど、
 ソフィーにとっておばあさんは「逃げ」やったんちゃうかな。
 初めて、ハウルの遊び場に行った時に、せっかくソフィーの魔法が解けて若いソフィーに戻ったのに、

「私、ハウルの力になりたいの。
 私綺麗でもないし、掃除ぐらいしかできないけど…。」
「ソフィー、ソフィーはキレイだよ。」
ここでおばあさんに戻って、
「年寄りの良いトコは、なくす物が少ないトコね。」

っておばあさんを利用して逃げてるし、空襲のシーンからソフィーはずっと若いままやけど、そこからはソフィーがハウルを守ったり、ハウルを抱きしめたりソフィーが逃げる事がなくなってる。



 ソフィーの髪が星の色にそまったんは、元の帽子屋の頃のソフィーと最後のソフィーは違うからやと思う。つまり、老人の象徴である白髪は、おばあさんになって得たものが、今のソフィーに残っているっていう事を示しているんとちゃうかな。これは自信有り。

 


 城の変化もあんま気にしてなかったけどかなり重要やなって思った。
元の城→ハウルが引っ越しした城→ソフィーが引っ越しした城→カルシファーの力の弱まった城→最後みんなで暮らしてる飛ぶ城
ソフィー、ハウルの変化に伴って、城も大きく変化してる。カルシファーの力の弱まった城は足と板しかないけど、この時、ハウルもソフィーもボロボロやし、でも、この時は1からのスタートって意味もあるかも。

 
 

 他のポイントは、「年寄り」やと思う。
ソフィーが年寄りになるだけじゃなくて、年寄りになった荒地の魔女の場面による変化も物凄い。
宮崎駿はお年寄りについても今回描いてると思う。
 時代背景とか、人物とか、愛とか、家族とか、CGとか考える必要はなくて、何の解説も、何の読み解きも必要なくて、何も言葉にする必要の無い、心で感じれることだけを感じるだけでいい映画な気がする。
 

 
 本当に幸せな映画。
 行定勲監督が本領発揮。
 少人数をターゲットにした心理描写ならこの監督の右に出る人はいないんじゃないかな〜ぁ。

 過度な演出が無くて、自然の光をうまく生かした照明などで、まるで事実をそのまま見てるよう。
構図はすべての場面が絵画のように計算しつくされた美しさで、映像それ自体も最近の映画の中でも特に美しい部類。

 ほんで、すべての技術、すべての場面、すべての台詞が聡子と清顕の愛を描くためだけに注がれてんのが好き。
無駄なものが無い。

 僕が一番心に残っているのは、清顕の
僕は聡子を愛しているんだと思う。
この単純な台詞が心にすごい響いて良かった。

 この映画は雨が多く、題名も春なのに「雪」だ。
それだけ、2人にとってこの愛が悲劇だということやと思う。

アルバイト探偵

2006年5月8日
 面白かったんちゃうかな♪
 キャストが豪華。
 土屋アンナ綺麗。
 面白かった。
 この映画を面白いって言ってる人にはあったこと無いけどね。
 原作読んでないからかな。
 毎週アニメで楽しみに見てるけどね。

 本には出せない

でかなり勝負賭けてるからそれはかなりいい。

 欲を言えば、
ダブルNANA、蓮、ノブ、レイラ以外のキャストにもこだわって欲しかったな。
その点、ノブの成宮クンはかなり正解やったと思う♪

 俺には女心はわかれへんけど、矢沢あいの男心のつかみようはやばいな。
レンがナナを電車に無理やり引き連れて、その後、ドアにもたれかかった気持ちはすごい精一杯の思いやと思う。

オペラ座の怪人

2006年4月27日
 クリスティーヌの気持ちはホントつかめないな。
ファントムに惚れてんのか、ラウルに惚れてんのか、俺には全くわからなかったよ。
 あっ!!天才ARATAだ!!!!麻生久美子、超美人!!!

 コメディーの中、2人だけが切ないラブストーリーを演じてて、映画にすごい深みを与えてたよ。

 天才って、同性愛者を描くことが多いように感じる。
理由はよくわからないけど、もしかしたら、それは同性愛者に子孫を残すってゆう、生物本来の目的を超えた真の愛を感じるのかも。

 確かに同性愛者って面白い存在。
プラトンが同性愛者で、プラトニックっていうのはそこから来てるんだよ。

 薬物中毒っていう設定やけど、「REAL」を感じにくくする現代社会は、それ全体が薬物かもね。
一応、設定は江戸時代やからそーゆうのとこの映画はまた別かな?

2046

2006年4月16日
 も〜ちょっと2046の世界を見たかったな。
 フェイウォンがめちゃくちゃきれい。

 トニーレオンの名前がチャウだったり、欲望の翼と2046の最初の部分が、あからさまにつながってたり、欲望の翼、花様年華、2046は3部作なかんじなんかな?
 
 ウォンカーウァイの映画って窓の外からの映像が多いよね。

 この映画は映像がきれい。
 

花様年華

2006年4月16日
 心の描き方の緻密さがすごい!!

 新聞の連載小説を書くためにチャウが借りた部屋の番号が2046なんはびっくり。

天使の涙

2006年4月16日
 見んのは2回目やけど、金城武のお父さんが死んでしまうとことか、バイクの疾走感とか、全体の雰囲気とか、出てくる人物が全員特徴的な変わった人なトコとかが好き。

 金城武が深夜に営業する店の1つが恋する惑星の店で、金城武が、フェイウォンと同じダンスを踊ってんのが、印象的やった。
 パイナップルのくだりも、微妙にかぶせてんねんね。

 1番好きなんは、ウォンカーウェイの映画の中では、珍しく最後うまくいくことかな?
 戦争映画の要素に、ラブストーリーを重ねた感じ。
たまに、アメリっぽい。

 おしゃれなラブストーリーやけど、俺は戦争ものは全く無理やからちょっと見るのはきつかった。

 でもいい話。

female

2006年4月15日 ★   好き
 femaleすごいエロかった。
 ノってる女性作家が書いただけあって、かなり、文学性も高くて、映画を見ているのだけれど、短編小説を読んでいるような気にさせられるところがあった。

 映画としては、長谷川京子の「桃」がよかった。
 
 長谷川京子は、黙ってると、画面の中ですごく映えて、きれいな映像になるんやけど、しゃべるとなんか違和感感じるから、演技へたくそなんかな〜って思ってたけど、普段からあ〜ゆ〜しゃべりかたなんかもしらん。

 
 僕が映画の中で気になったんはそれまで一言もしゃべらなかった先生が、

「私もあの人もただやりたかっただけ」
「どんな形でも桃の葉であることを隠せないんだ。」

のやり取りの後、初めてしゃべるから多分、前半はせ京は先生をただのセックス相手なように装ってたけど、実ははせ京は先生のことを愛していたんだと思う。

 最近聞いた話では、女は中高生の時男よりませてるから同い年では物足りなくて、先生とかにほれやすいらしい。

 はせ京の桃の食べ方はほんとにエロい。
その場面は音楽も止まって、ただ桃を食べるクチュクチュっていう音だけがすんねんけど、めちゃくちゃエロかった。

 その後の夕日のエンディングが、未来を感じさせるキレイな映像ですごい好き。

SHINOBI

2006年4月5日
 ×2で見るとよりスピーディー。

 DVDのはじめの映画予告でもうすぐ是枝監督の
花よりもなほ
っていうのが公開されるって言ってた。
それにもうすぐ「春の雪」がレンタル開始になるはず。
今週からNANAもアニメになるし、どれもたのしみ。
銀魂もアニメ化されてた。銀さんあんなかっこよかってんね。
 

キョンジャがゆうならどこへでも♪

 なんでアカデミー賞とられへんかったんかな?
ALWAYSはそんな歴史に残る名作なんかな?
この映画は関西人の心にしかとどかへんのかな?
塩谷瞬とかもっと認められてもええと思うで。

 しゃーーっ!!
って言って鴨川渡るやつやってみたい。

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